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ホイール



ベルトーネさん。


ホイールはATSですが、タイヤ交換やホイールのペイントなどのため、ひとまず仮のホイールに交換しました。


ATSもカッコ良いですが、やはりこのクロモドラはX1/9に似合いますね。オフセットもバッチリです。

クロモドラとアバルトのダブルネームの入った軽量なマグホイールです。


昔、自分のX1/9で国産のメッシュホイールからこのホイールに替えた時にはすぐに体感したものです。

軽量化云々や僅かな効率アップメニューはこういうローパワー車こそ大きく体感するものです。

X1/9においてはバンパーとホイールだけで違う車かと思うほどに変わりますが、昨今USバンパー外しやホイール交換からの変わり映えを楽しめる個体ももはや稀かもしれないですね^ ^


何度も言ってきましたが、そもそも車の中心に重量を集めて運動性能を上げようというミドシップレイアウトは、そのスポーツ性と引き換えに犠牲にするものも多いストイックな車です。

なのに前後のオーバーハングの一番端にわざわざ重量物をぶら下げなくてはならなかったのはイタリア車のイタリアでの事情ではなくアメリカの都合です。

デザイナーはさぞかし不本意だったことでしょう。


日本の多くのX1/9にバンパーを外している個体が多いのは、そのそもそもの素晴らしいハンドリングに魅力されたオーナーさん達によって成された進化であると思いますし、それは初期のX1/9のような本来の姿や身のこなしを求めたというところでしょう。


昨今の自動車は様々な規制があり軽量に作ることは不可能です。それをエンジンやブレーキ、サスペンションであったりトータルでの味付けによってスポーツ方向のモデルは軽量感を演出していますし、そもそも軽い車とはどういうものだったかということ自体忘れ去られているでしょう。

もはや軽量であるという車は旧い車でしか味わえませんし、更なる軽量化も旧い車の特権でしょう。

その中でも最たる車がチープな大衆車クラスだと言えますね。

ただし、そのままでは単なる旧い大衆車でもあります。

そんなイタリアンピッコロは、走ることを楽しむという純粋な車を作る上で最適なベースであると私は思います。



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