X1/9の1500エンジン完成しました。
浜松のブルーメタさん用です。
そもそも1500モデルを1300エンジンに換装されている珍しいケースの個体。
おそらくは、元エンジンが壊れて載せ替えるにあたり1300しか見つからなかったのかなと思います。
オーナーさんが手に入れられた時にはそんな感じなので実際のところは不明ですが、
今回念願の1500エンジンで生まれ変わります^ ^
ベースエンジンはFKR ストックのものです。
O/Hにあたり、オーナーさんのご希望でIDFツインキャブレターとなるので、それを想定し、また用途を考えたチューニングをしました。
仕様は全てお任せいただきました。
ツインキャブレターで扱いやすい方向のハイカムを選択し、バルタイも独自の設定です。当然ながらそれに合わせた各部のクリアランスや燃焼室、ポート形状までトータルで行っております。
エンジンに関しては、いくらチューニングの類いのパーツを使ったところでイメージした仕様にするためにトータルで帳尻を合わせる事をしなければ意味がありません。
カム、ピストン、バルブその他ありますが、
それらを使えば良いというような単なるアイテムではありません。
使うスロットルのタイプや口径やカムシャフトによっても内部の加工は異なります…。
それらの考察や努力が最終的に走らせたフィーリングに繋がりますので、どんなパーツを使っていようが、結局はオーナーさんが味わうのはフィーリングですから、お任せいただき私が目指したものになるかということが重要です。
まぁ難しい話しはさておき、
現在ボディーの作業に入っておりますが、
腐食箇所の補修から固定ライトのワイドボディーまでとなりますので、かなり時間がかかると思います。
もちろん、その他諸々のメニューも盛り込んでいるので、完成はまだまだ先になるかと思います。
何しろ一足先にエンジン本体が完成です。
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