既に路上復帰を果たしております。
現在ダメ出しや仕上げの段階です。
この個体、シフトレバーが元々カットされて短くなっていたので延長ロッドを使って戻しました。
カットするとですねぇ、短くなったぶんストロークが少なくなりクイックにはなりますが、それだけ力が必要になるのはもちろんですが、そのために強引であったり早すぎるシフトチェンジになり、ミッションを痛める原因になります。
この時代の車ですから、シフトはギヤの入る感触を感じながら操作することが重要です。
これはもちろんスポーツ走行時などでも同様なことですので、常にということです。
短くするとその感触が分からなくなってしまいますので、お勧めしません。
さてさて、内装もほとんど終わりました。
オーナーさんのお好みのカロマットをとりあえず敷いて撮影^ ^
フルバケだったシートはノーマルを探して本革で張替えました。カーペットも新規に。
ステアリングも純正へ。
外装のオールペイントから始まり、本国初期モデルのバンパーをFRPで作ったものに。ホイールはお好みのものを使い新品タイヤを装置。
エンジンO/H&ファインチューンや機関のほとんどのセクションをリフレッシュし、下部のウォーターパイプやヒーターパイプまで制作交換しました。
ミッションだけは昔こちらで開けたことがあり、現状で良好な状態を確認していますのでそのまま。クラッチはもちろん新品にしました。
あとサスペンションは往年のコニとスポーツコイルの組合せで良い状態でしたのでそのまま使っています。
今やレアなアバルトマフラーも補修して使用。
ちなみに乗り出しのご予算は売られているX1/9相場は当然超えるものの、今回リフレッシュ自体のみにかけたコストは中古のX1/9相場のおおよそ2倍程度の作業になりますので、最終的にはかなりのディスカウントということになります。
FKR在庫であったこの個体は車両代は実質無しで、制作コストだけいただいての乗り出しになりますと度々PRしていたように、今回ご縁のあったオーナーさんにとって良い車になったと思います。
あともう少しです^ ^