Club La Corsa Piccola ツーリング
いよいよ今週末となりました。
箱根を存分に走って御殿場へ
箱根神社参拝やモータースポーツミュージアムでの特別なプチツアー、ランチや夜の居酒屋まで楽しめるようになっております。
ルートは有志によってコマ地図作成しているのでラリー気分で^ ^
今のメンバーはピッコロフィアットの重鎮ばかりですねー
こういう遊びを一緒にできる仲間がこれからもっと増えるといいなと思っています。
私が見てきている中ではこういう小さな大衆車ベースの車で作り込んでいるほうが車のレベルもオーナーのレベルも高いように思います。
そもそものキャラであるお買い物車というか小さなタウンカー、現代においてそのままの使い方をしている人はもう稀です。何故かと言えばとっくの昔に使い果たされてしまっていますし、そうでなくても突発的に多々起こる修理などにかかる費用を考えると、とうの昔に買い替えられている実用車です。アバルトやスポーツというエンブレムの付いた一部のグレードには少しのスポーツ性が与えられたものの、骨格や強度的な部分は同じで、当時小さな車とはつまり安く作られた安い車であり、安い車しか買えない人が乗るものでした。当然ながら満足なメンテや修理がされないまま酷使される車も普通でしょう。これが中古車となると更に安価な車となり、よくある免許取り立ての息子にあてがうぶつけても良い車というキャラとなります。当たり前に捨てられるやつです。
そのあたりから、この安い車で遊ぼうかという人が現れ始め、基本的なセクションの少しの修理と安易な軽量化や強化改造がされ、パワーが無くて踏めるから楽しいと異常なほどムチを打たれボロボロになってやはりまた捨てられます。勿論その車達は救済されません、それは例えば10万円で買える車を100万円かけても直すという人が居ないからです。エンジンやサスペンションを強化する分は捻出して遊んでいた個体を潰してしまったなら別の個体をまた10万円で買って移植するでしょうね。
ですが昨今はそんなリッタークラスのピッコロも古くなりまして、程度のよろしくない個体は淘汰され現存車の価格は当然上がってきました。ですからもっと普通に走るもっと安い車でもチューニングピッコロよりもパワーがあり、1Lピッコロが安易に遊ぶ車両には選ばれなくなったように思います。
若かりし頃を共に過ごした個体などであれば、稀にはこの個体でなければ意味が無いという人はいますが、多くはないですね。
時が経ち、あれほどあったそれらのタウンカーが潰されてかなり少なくなって希少性が出てくる頃にならないと、良い状態の個体に目を止める人も出てきません。
もう少し上の車格の車であったり、言えば高級車やスポーツカーであればもっと大切にされてきたでしょうし保管環境も違うものですから、それなりの良い個体も多くあるでしょう。
簡単な話し、高いものは大切にされ、安いものは粗末にされるということです。
今回のツーリングに参加するピッコロ達は安い車だから安易に遊んでいる訳ではありません。思い思いのチューンや強化がされ、ノーマルの性格よりも遥かにスポーツ性を与えられていますが、それでも現代ではたかが知れたものです。
そのたかが知れたことに拘り、分かった上で色々なマージンを削って作り込んでいますね。
しかしオーナーさんはこれを壊さずに気持ち良く走らせるスキルというものに長けているわけで、これは車との対話がしっかり出来ているからです。
上手な運転とはそういうことで、スペックを使い切ってどこかを速く走らせるという単純なものではないです。車の作り方やドライビングスキルはもちろんですが、普段からの接し方も関係しますね。もっと言えばオーナーさんが自分自身に対して体力や体型の努力であったりファッションであったりの向き合い方も車に表れます。車で見栄をはれるような要素が全く無いこういうピッコロ車こそ自信を持ってカッコよく乗りたいものですよね。
もう自動車として作られることは無い小型でシンプルゆえの軽量さ、それをベースとして作っていくわけで、
Club La Corsa Piccolaではそういう人と車のトータルでのカッコいいところを目指したいです。
今の時代のピッコロこそ気高くあるもの。世間的な価値観に囚われず、自分の価値観を想像力を持って貫くべきかと。
まだまだ大丈夫です、いくつになろうと若い頃のようにカッコつけてください^ ^
興味のある方ウェルカムです。
FKRではすぐにそんな遊びが出来る車を制作して在庫しています。
是非一緒に遊びましょう!
