電気系もいくつか改修済み。
最後にオイル交換。
クラッチペダルのストッパーを取り付けて、踏みしろを少し調整しました。
クラッチペダルのストロークに合わせて極端にシート位置を前にしなくて済むようにしましたので、これで自然なドライビングポジションが取れると思います。
X1/9はアクセルとブレーキのペダル配置は素晴らしく、ヒールアンドトウは容易ですしとても運転しやすいのですが、ノーマルはクラッチペダルが床までいっぱいに踏めてしまうので、そのためかシートポジションが前すぎることが多いです。
そうするとアクセルとブレーキの右足側が極端に窮屈になり、せっかくの右足側のペダル配置も台無しです。
そもそもステアリングの遠いこの手のイタリア車なので手は合うのかもしれませんが、何しろ右足が窮屈すぎます。
ステアリングのみが遠い場合はステアリングを変える方が良いです。
身長や座高、手足の長さも人それぞれではありますが、ドライビングポジションは好みというよりも先ずは正しいポジションを取ることからですし、そこからの好みです。
ちなみにフィアット系のFF車の場合は、そもそも高い目線のシート位置から床面を踏むようにアクセルペダルまでも吊り下げです。
ですので、ヒールアンドトウは物理的に不可能な車も多いですね。
スポーツシートに換えてローポジション化をすればステアリング位置も下げる必要がありますし、ペダル類も上から下へ踏むものを後ろから前に踏むというのは少し無理が出てきます。
特にアクセルとブレーキは片足で同時に操作する必要がありますから、ある程度の加工は必要でしょう。ステアリング位置を下げるというのもまた加工です。
そういうところからしてもX1/9は良くできたスポーツカーなんだなと思います。
ということで、グレーメタさん、もう完成と言って良いと思います。
