本日は少し細かいところまで掃除。
外観はやはり本国初期モデルの4分割バンパーがエレガントです。
これがそもそものX1/9のカタチでありすが、
もちろん1500ccモデルのUS5マイルバンパー仕様からのコンバージョンです。
ベースは一時だけ正規輸入された本国仕様ベルトーネ1500です。歴代のX1/9の中で最もパワーのあるモデルですが、エンジンO/Hに際して中身はファインチューンを施しました。
シンプルにシングルキャブレターのままですが、パワーは充分でしょう。
これから長く乗ってもらえるようにほぼ全てのセクションを改修しまして、ようやく完成です。
良いX1/9は市場に出てくることはまずありませんので、こうやって作るというほうが現実的です。もちろん出会って手に入れた個体をベースと考えて作っていくのと同じですので、どうであれ先ずは個体との出会いが大切だと思います。
いわゆる出物というものを待っても結局出会える可能性はほとんどありませんし、そうこうしているうちにX1/9は更に古い年式の車になり、ハードルは上がるばかりです。
また車を作るにあたっての様々な分野の職人さんであったりパーツも減る一方であり、それらのコストも段々と上がっています。
世間的な相場というものは需要と供給によって決まってしまうものなので、個人的な価値観をそういったものに惑わされずに持てる人がやはり情熱を注ぎ続けられるのではないかと思います。
あとは飛び込む勢いですかね 笑
これは歳を取ると難しくなりますが、これは年齢が上がるにつれて知恵がついて損得勘定から良い買い物であったという後押しが無ければ踏み込めなくなるからでしょう。
若い頃の気持ちを取り戻したいものですね^ ^